既卒者インタビュー
第三回
【mixiで出会ったBさん】
第二回に引き続きmixiで既卒者の方と出会い、メッセージによるインタビューをさせていただきました。
今回空前の売り手市場といわれる中で既卒者となった方なので、参考になるかと思われます。
■最終学歴と卒業年度を教えてください。
Bさん:
最終学歴は大学卒業、08年3月卒です。今は23歳、今年24歳になります。
■自分なりに思う既卒になった理由・原因を教えてください。
Bさん:
大学生のうちに自分がどのような仕事をしたいのか分からず、行動に移せなかったことが大きな原因です。
就職しなくてはと思っていたのですが、どのような仕事がしたいか分からなければ動けません。
■新卒時と既卒時の就職活動の違いはどのようなものですか。
Bさん:
活動の仕方は特に変わりませんが、既卒になってからはより履歴書や面接で負けないように対策しないといけません。
■既卒になって困ったことはなんですか。
Bさん:
新卒のときは使える情報(求人サイト)も多いのですが、既卒になるとそうしたものが使えなくなります。
ハローワークの求人は経験者向けなので、応募できる会社が少なくなります。経験不問とあっても、社会人経験のない人を企業は欲しがりません。また面接で「何で卒業までに就職しなかったのか」というお決まりの嫌がらせの質問に困っています。イジメと感じることもあります。
■就職活動をしながら思ったことを教えてください。
Bさん:
この状態が続くのは嫌なので、アルバイトからでも社会に出て行こうと思いました。空白時間が長く続くのは良くないことだと思ったためです。あと、新卒にしかチャンスがないこの「日本」という社会はいったい何なんでしょうか。日本にいるのが嫌になってきます。
■10年後、どのようになっていたいですか。
10年後は分かりません。でも状況が良くならなければ、この国を捨てる、それくらいの覚悟です。高校生のときから、外国で生活してみたいという夢を持っていましたので。就職時期に関係なく、フェアに労働市場に入れる国に移住したいです。
■どのように就職活動をしていますか?
ハローワークに行くこと、求人雑誌(フリーペーパー)をもらってきて仕事を探すこと、求人サイトを見ること(リクナビは使っていません)。以上3つが中心です。
■最後に同じ既卒の方に一言お願いします。
既卒という状態になったことで自分を責めないでください。悪いのはあなたではなく、この社会です。選挙は棄権せず投票に行ってください。
それも私たちのような立場の人を理解してくれている候補者や政党に投票してください(間違っても弱い者イジメするところには入れないで!)。お互いに頑張りましょう!
【管理人から一言】
既卒者は好景気で新卒採用が盛んな時にでも必ず一定数存在します。Bさんは景気の良いとき、新卒就職のチャンスがあったにも関わらず就職しなかった方です。
新卒での就職活動でもそうですが、「自分が何をしたいのか。自分がしたい仕事とは何か」という点をしっかりと考える必要があります。
昭和の時代、サラリーマンになって生活を豊かにしていくという日本全体で共有していた、「生き方」がありました。しかし今やその生き方は標準として皆が出来るものではなくなり、自分自身で「生き方」を決めなければいけなくなりました。
「生き方」のモデルがなくなった現代、多様性が認められるということは逆に生きること自体が難しくなったのかもしれません。 |
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